サンプルから楽器を作る
サンプルシンセを使うと、1つのサンプルを音程に合わせて鳴らし、Bass、Melody、Chordの音源として演奏できます。声の「あー」、単音の楽器、持続するシンセ音などが向いています。
打楽器、複数の音程が同時に鳴る素材、音程が大きく動く素材は、最初の練習には向きません。
仕組みを知る
サンプルシンセでは、サンプルの最初の部分を鳴らしたあと、安定した波形の一部をSustain Loopとして繰り返します。パッドを離すか音の終わりへ進むと、Releaseで自然に音を閉じます。
ここでいうSustain Loopは、Recで作る演奏のLoopとは別の機能です。
1. サンプルを用意して整える
- 単音のサンプルをサンプラーパッドへ追加します
SAMPLERのSOUNDモードで、そのパッドを2回短く押してEditへ入ります- Start / End、Volume、Pitchを必要に応じて調整します
- P8
Synthを押します
2. Sustainを試す
サンプルシンセ画面では、最初にP9 Sustainを選び、下のダイヤルでモードを変えます。
| 設定 | 動作 |
|---|---|
OFF |
Sustain Loopを使わず、サンプルを通常再生する |
AUTO |
安定して繰り返せる区間を本体が探す |
ON |
P10 InとP11 Outで指定した区間を使う |
初心者はまずAUTOを選びます。NO SUSTAINと表示された場合は、そのサンプルには安定して繰り返せる区間が見つかっていません。別のサンプルを試すか、ONで手動調整します。
Fn1はPreviewです。サンプルシンセ画面では、Fn1を押している間Sustainが続き、離すとReleaseへ移ります。
3. In / OutとReleaseを調整する
- P10
In:Sustain Loopの開始位置。下のダイヤルで動かす - P11
Out:Sustain Loopの終了位置。下のダイヤルで動かす - P12
Rel:パッドを離したあとの音の消え方を選ぶ
不自然な周期音やクリックが聞こえる場合は、InまたはOutを少しずつ動かします。音を素早く止めたい場合は短いRelease、余韻を残したい場合は長いReleaseを選びます。
Note
SustainとReverseは同時に使えません。Sustainを有効にするとReverseはOFFになります。Whole SampleのRepeatとも同時には使えません。
4. Bass、Melody、Chordへ割り当てる
サンプルシンセ画面の上段で、使いたいパートを選びます。
| パッド | 割り当て先 |
|---|---|
P1 Mel |
Melody |
P2 Chord |
Chord |
P3 Bass |
Bass |
誤操作を防ぐため、同じパッドをもう一度押すと割り当てが確定します。割り当て済みのパッドを同じ手順で押すと解除できます。
5. 音階で演奏する
Fn2 OKで編集を確定します- 下のダイヤルを回し、割り当てたBass、Melody、またはChordへ移動します
- PLAYモードで12個のパッドを鳴らします
本体はサンプルの基準音程Pad Base Noteを自動推定します。音程が合わない場合は、各パートのメニューでSound Source → Pad → Pad Base Noteを開き、元サンプルの音名を手動で選びます。
向いているサンプル
- 1音だけを長めに鳴らした声や楽器音
- 音程が安定している音
- ノイズや余韻が少なく、Start / Endを決めやすい音
Chopで作ったSliceはリズム位置を保つため、サンプルシンセへは割り当てられません。